TYPE WEST #06 綴る言葉 ポスター作品
平和紙業ペーパーボイス大阪で開催した日本タイポグラフィ協会 西部研究会の企画展
「TYPE WEST #06 綴る言葉」のポスター作品。
平和紙業の紙の専門家がデザイナー一人ひとりに紙を選び(紙の句)、
その紙を受けてデザイナーが文字のデザインで答える(下の句)という、
タイポグラフィデザインの実験の場になっています。
〈デザインコンセプト〉
私は「エコジャパンR ひすい」という紙を選んでいただき、「点滴穿石(てんてきせんせき)」という言葉で答えました。
「点滴穿石」は「小さな水滴も⾧く落ち続ければ石に穴をあけられる」ということから転じて、
「わずかな力でも積み重なれば大きな仕事を成しとげられる」という意味があります。
一滴一滴の積み重ねで石に穴が空くように、強い思いで一つひとつ丁寧に打ち込んでいく。
それはいつの日か、光を放つ。
その光は、きっと人の心に届く。
そんなデザインを目指していく。
神秘的で柔らかな輝きを放つ、日本の国石「翡翠(ひすい)」。
その翡翠の魅力をもつ紙の力を借りてデザインしました。